吹奏楽からジャズへ

 偉そうな題名を付けましたが、大した事は言えません。要は、私も高校時代は吹奏楽に励んでいたわけで、社会人になってからジャズを演奏しだしたわけです。

 

 以前、メンバーを募集した時に、吹奏楽部OBの後輩達に声をかけてみたところ「ジャズって難しそう」「スウィングが出来そうにない」とかの心配をしていました。確かに、吹奏楽に比べて、アップテンポも多く、アフタービートで、スウィング感って言うのは必須科目かも知れません。

 ただ、下手くそなりに長年やってきた者として言わせて頂くなら、そのような事はほんの些細な奏法の違いであって、根本的に違う点を理解すれば、90%は問題解決するように思えてなりません。

 

 数年前の事、河野先生にアドリブの参考フレーズを楽譜に書いてもらい、演奏してみたら、何だかつまらないフレーズに感じました。「このソロ、なんかもう一つのような気がします。」と失礼ながら返却しようとしたら、河野先生はそのフレーズを吹いて聞かせてくれました。とてもイイ感じのアドリブソロでした。

 

 吹奏楽で育った私は、楽譜有りきの演奏しかしていませんでした。しかし、ジャズでは、勿論楽譜はあるのですが、どちらかというと聞いて覚える方を重視すると、全てが丸く収まるように思います。要は、ジャズの場合、一つのフレーズでも一つ一つのお玉杓子の強弱やアクセントで多種多様の聞こえ方をするわけで、それは到底楽譜には書き表せない範囲でもあって、聞いたり感じたりして演奏する方が大切だという事です。

 そういえば、和楽の三味線なども文化譜という楽譜はありますが、もともとは口伝えが基本だそうです。まさしくジャズもそうだと思います。

 

 バンドリーダー、或いはセクションリーダーは、音源を参考に、ココはこのように演奏しようとお手本を聞かせ、他のメンバーがそれに倣って演奏する。といった合せ方が吹奏楽とビッグバンドジャズの根本的な違いのような気がしています。

 

 YJOのメンバーの中にも、まだまだ楽譜有りきの演奏をしている者も多いので、これからは、その殻を破って、全員がジャジーになれたらと思います。

 

                                                      2013.04.30

                                                      betch(^^)v